東洋万象学入門

| 万象学とは? |

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 消長と転化は、陰陽の動的な変化をとらえるものである。消長とは量の変化を表していて、消は消滅、長は増長を意味している。

季節を例にとれば、陽気が生じる冬至から夏至までが「陰消陽長」、夏至から冬至が「陽消陰長」となる(図4)。

この両者で一年が構成され、春分点と秋分点では陰陽の消長の量が同じになる。それに対し、冬至と夏至は、「陽極まれば陰、陰極まれば陽に転じる」といわれるように、陰から陽あるいは陽から陰という質の転化点である。

この動的な陰陽説は、時代循環の原理となっている。平和期を陽、動乱期を陰とすれば、未来永劫続く平和期は存在せず、平和期の次には動乱期が反復してやってくることになる。

図4:季節の消長と転化